出産ママの声

2019年3月

出産体験記

 

①1人目の出産の時、感じたこと

 

1人目の出産の時の病院選びは

とにかく現実的でした。

陣痛が来たときにひとりでタクシーで行けること。

私が入院中、夫が通勤途中に寄れること。

何度もある検診に通える距離であること。

その条件に合う病院はひとつしかなかったので

他を見学に行くこともなく病院を決めました。

 

妊娠中の検診は私の話はほとんど聞かれず

とにかくお腹の子の様子をチェックするのみで

あまりのさっぱりさにびっくりしました。

また、検診に行くたびに違う先生に診察されるので

いろんな意見が聞ける反面

すごく機械的な対応をいつもされている気がして嫌でした。

 

一番嫌だったことは、出産後です。

基本的に相部屋で、産後で体がつらすぎて

こどもを預かってもらっていても

同室の方のこどもが泣いて目が覚めてしまいました。

また授乳は授乳室まで行かなければならず

授乳が終わって部屋に帰ってきても

泣いたらまた授乳室まで行かなければならず

泣くたびにまわりに気を使うし、

移動もしんどくて意味がわかりませんでした。

 

②里帰り出産の病院探し

 

2人目を出産するときには

里帰り出産することを決めていました。

病院探しは、実家から近くて、

いま住んでいる市と提携していて

費用の負担が少ないところがよかったので

4つほどの中から、何人もの友人から情報をもらって

やっと1つを選び

どんな病院か知りたくて、夏の帰省に合わせて

妊娠5ヶ月のときに受診しました。

ところが、

「なんでこんな早い時期に来たの?うちで産むかわからないのに。」

ということを言われ、その病院で産みたくなくなってしまいました。

 

そうなると、1人目出産のときに嫌だったことがたくさん思い出され

病院での出産がとても嫌になってきてしまい、

違う病院探しをすること自体、嫌になってしまっていました。

 

③ひろ助産院との出会い

 

それでもどこか決めなければと思っていたとき

ひろ助産院をインターネットで見つけました。

実は私は1人目のとき、本当は助産院で産みたかったのですが

自宅からとても遠いところにしか助産院がなく

あきらめていたのです。

さらに助産院で里帰り出産なんて聞いたことがなかったのですが

よくある質問のページに里帰り出産可能です。の文字が。

すがるような思いで長い問合せメールをお送りしたところ

ひろ先生から暖かい電話をいただき、

ようやく出産する場所を決めることができました。

 

④ようやく里帰り〜出産

 

仕事が産休に入ったら、とにかく急いで実家に帰りました。

そして次の日には助産院へ。

最初にひろ先生から言われてとても印象的だったのは

 

「何もトラブルが起こらないように、準備する。」

 

ということでした。

出産は、産む瞬間だけが出産ではないんだという思いを強くしました。

 

また、ひろ先生や、山本さんはとても丁寧にお話を聞いてくださり

また、いろんなことをお話してくださり

検診に行くこと自体がとても楽しみな時間でした。

 

予定日の約3週間前に前駆陣痛のようなものがあり

もしかしたら数日以内に産まれるかもしれない。

という状況になりましたが、そこからが長く、

結局予定日の9日後の出産になりました。

 

2人目は早い。と聞いたことはありましたが

本当に痛くなってからはあっという間の出産でした。

 

⑤ひろ助産院で出産をして

 

1人目のときは、痛いこと、つらいこと

嫌なことだらけの出産でしたが、

出産をこんな幸せな気持ちで終えられるとは

想像していませんでした。

検診や出産、入院中も、

いつも穏やかに過ごせました。

(いつ産まれるのか!?という期間はソワソワしていましたが。。。)

 

人にはもともと、こどもを産む力があると思います。

そして、育てる力もあると思います。

その力を、とても優しくサポートしてくれるのが

助産院だと思います。

助産師さんはじめ、すべてのスタッフの方が

いつも暖かくサポートしてくださいました。

自分の人生で、こんな幸せな出産の経験ができて、

本当によかったです。