出産体験記
①1人目の出産の時、感じたこと
1人目の出産の時の病院選びは
とにかく現実的でした。
陣痛が来たときにひとりでタクシーで行けること。
私が入院中、夫が通勤途中に寄れること。
何度もある検診に通える距離であること。
その条件に合う病院はひとつしかなかったので
他を見学に行くこともなく病院を決めました。
妊娠中の検診は私の話はほとんど聞かれず
とにかくお腹の子の様子をチェックするのみで
あまりのさっぱりさにびっくりしました。
また、検診に行くたびに違う先生に診察されるので
いろんな意見が聞ける反面
すごく機械的な対応をいつもされている気がして嫌でした。
一番嫌だったことは、出産後です。
基本的に相部屋で、産後で体がつらすぎて
こどもを預かってもらっていても
同室の方のこどもが泣いて目が覚めてしまいました。
また授乳は授乳室まで行かなければならず
授乳が終わって部屋に帰ってきても
泣いたらまた授乳室まで行かなければならず
泣くたびにまわりに気を使うし、
移動もしんどくて意味がわかりませんでした。
②里帰り出産の病院探し
2人目を出産するときには
里帰り出産することを決めていました。
病院探しは、実家から近くて、
いま住んでいる市と提携していて
費用の負担が少ないところがよかったので
4つほどの中から、何人もの友人から情報をもらって
やっと1つを選び
どんな病院か知りたくて、夏の帰省に合わせて
妊娠5ヶ月のときに受診しました。
ところが、
「なんでこんな早い時期に来たの?うちで産むかわからないのに。」
ということを言われ、その病院で産みたくなくなってしまいました。
そうなると、1人目出産のときに嫌だったことがたくさん思い出され
病院での出産がとても嫌になってきてしまい、
違う病院探しをすること自体、嫌になってしまっていました。
③ひろ助産院との出会い
それでもどこか決めなければと思っていたとき
ひろ助産院をインターネットで見つけました。
実は私は1人目のとき、本当は助産院で産みたかったのですが
自宅からとても遠いところにしか助産院がなく
あきらめていたのです。
さらに助産院で里帰り出産なんて聞いたことがなかったのですが
よくある質問のページに里帰り出産可能です。の文字が。
すがるような思いで長い問合せメールをお送りしたところ
ひろ先生から暖かい電話をいただき、
ようやく出産する場所を決めることができました。
④ようやく里帰り〜出産
仕事が産休に入ったら、とにかく急いで実家に帰りました。
そして次の日には助産院へ。
最初にひろ先生から言われてとても印象的だったのは
「何もトラブルが起こらないように、準備する。」
ということでした。
出産は、産む瞬間だけが出産ではないんだという思いを強くしました。
また、ひろ先生や、山本さんはとても丁寧にお話を聞いてくださり
また、いろんなことをお話してくださり
検診に行くこと自体がとても楽しみな時間でした。
予定日の約3週間前に前駆陣痛のようなものがあり
もしかしたら数日以内に産まれるかもしれない。
という状況になりましたが、そこからが長く、
結局予定日の9日後の出産になりました。
2人目は早い。と聞いたことはありましたが
本当に痛くなってからはあっという間の出産でした。
⑤ひろ助産院で出産をして
1人目のときは、痛いこと、つらいこと
嫌なことだらけの出産でしたが、
出産をこんな幸せな気持ちで終えられるとは
想像していませんでした。
検診や出産、入院中も、
いつも穏やかに過ごせました。
(いつ産まれるのか!?という期間はソワソワしていましたが。。。)
人にはもともと、こどもを産む力があると思います。
そして、育てる力もあると思います。
その力を、とても優しくサポートしてくれるのが
助産院だと思います。
助産師さんはじめ、すべてのスタッフの方が
いつも暖かくサポートしてくださいました。
自分の人生で、こんな幸せな出産の経験ができて、
本当によかったです。