★ ひろ助産院出産体験記 ★
<もくじ>
1 ひろ助産院を選んだ理由
2 検診の日々
3 いざ出産…!
4 生まれた後も…♩
1 ひろ助産院を選んだ理由
私は1人目の娘を出産したとき、【助産院】という選択肢が全く頭にありませんでした。出産=病院、と思い込んでおり、また、県内に助産院があることも知らなかったので、最初から大きな総合病院か自宅近くの個人病院かの二択のなかで、「近いほうが通院楽だし~」と、よく考えずに近所の病院に通院していました。
事態が一変したのは妊娠35週のとき。逆子が治らず、帝王切開の予定日を言い渡された日からでした。私は帝王切開をなかなか受け入れることができず、何とか逆子を治せないかとあらゆる手段を模索し、手当たり次第に試してきました。最終的に娘は逆子が治らず、逆子のままお尻から出てくる出産となりましたが、この【逆子騒動】の過程で助産院の存在を知り、妊娠・出産に関して色々なことを考えさせられた私は、「2人目は助産院で産みたい!」と思うようになりました。
2人目の妊娠判明後、ひろ助産院を見学に訪れ、ひろ先生のお人柄にふれたとき、「赤ちゃん、ひろ先生に取り上げてもらいたいな」と思えたことが、ひろ助産院での出産を選んだ一番大きな理由です。
2 検診の日々
こうしてひろ助産院にお世話になることに決めたのですが、検診の時から嬉しいことがたくさんありました。まず、毎回の検診がとても丁寧なこと。ゆっくりと時間をかけて赤ちゃんや私の様子を見てくださり、不安なことや困っていることはすぐに相談できました。悪阻がつらいとき、ひろさんから頂いたお水だけはごくごくと飲めてびっくりしたこと、今でもよく覚えています。(1人目の病院で「仕方ないよ、我慢して。」と片づけられたことがあったから、余計に鮮明に覚えているのかもしれません。)
また、検診には毎回1歳の娘が一緒だったのですが、ベッドにのぼり一緒にエコーを見て、おもちゃで遊び、廊下を駆けまわり、と、院内でほんとうに自由奔放に過ごしていましたが、それも温かく受け入れて頂きました。病院では周りに迷惑をかけないようにと、常に気をはって娘の動きを制限しなくてはいけないので、とてもありがたかったです。
そして一番嬉しかったことが、「妊婦の身体づくりを支えてくれること」です。1人目の逆子が治らずに焦り始めたころ、私は「冷えがよくなかったのかも」「姿勢が悪かったのかも」「運動不足だったからなあ」と、出産に向けての身体づくりをしてこなかった自分を責めました。もちろん、逆子が治らなかった原因が全てそうしたこととは限らないですが、それでも、最善を尽くした、とは言えない状態だった自覚があり、2人目はそうしたことにならないように、しっかりと身体づくりをしていきたいと思っていました。ですから、ひろ助産院で、足湯の機械を貸してくれたり、腹帯の巻き方を教えてくれたり、その時期にしなければいけないことを、適切なタイミングで指示してくだったことは、「自分でちゃんと身体づくりをしている」という自信につながり、とても心強かったです。
3 いざ出産…!
そうこうしているうちにあっという間に臨月を迎えたわけですが、ひろ助産院での出産はほんとうに気持ちが良くて、産んだ直後に「もう1人産みたい!」と思えるお産でした。1人目の逆子での自然分娩が、不測の事態に備えるため、計画分娩的な要素があったこともあり、助産院での出産は異なることがたくさんありました。陣痛のときにお風呂に入れたこと、娘が立ち会えたこと(というか陣痛で苦しむ私の目の前でおにぎりを食べていたこと)、畳で丸くなれたこと、助産師さんの腰の押し方、痛くないお尻、旦那さんがへその緒を切ったこと…どれをとっても一度経験してしまうともうこれ以外の出産は考えられない!と思ってしまいます(笑)
そして何より「いい!!!」と思ったことは、お産の間中、ひろ先生ももう一人の助産師さんも、みんながずーっと見守ってくれたこと。過去に病院で、助産師さんが時々部屋にきて、モニターを見て、「まだだね、頑張って~じゃあね」と立ち去っていく、あの不安な気持ちを味わわなくてよかったことが、とても嬉しかったです。
4 生まれた後も…♩
「助産院で良かったなあ」という気持ちは、出産後もずーっと続いています。産んだら終わり、ではなく、そのあともつながり続けられることがこんなにも心強いものだとは知りませんでした。赤ちゃんのことや自分のことで心配なことがあればすぐに相談にいけるというのは、本当にありがたいです。我が子の成長を、産まれたときから見守ってくれている人がいるって、嬉しいものです♩
お産の記憶が、「痛み」ではなく「気持ちいい!」なのは、お産当日に至るまでの10カ月をひろ助産院で過ごしてきたからこそだと思います。本当にありがとうございました!